出向も派遣も、労働者と出向元(派遣元)との間に雇用契約関係が成立しています。
しかし労働者と出向先(派遣先)との関係は異なります。

出向と労働者派遣 

「出向」とは、出向元との間の雇用契約を継続しながら、出向先の指揮命令の下で労務を提供することをいいます。
「派遣」も同様に、派遣元との間の雇用契約を継続しながら、派遣先の指揮命令を受けて労務を提供します。
このように、出向と派遣は、出向元・派遣元との間に雇用契約関係を維持したまま、第三者の指揮命令を受けて
労務を提供するという点では類似の関係にあるといえます。

では出向と派遣はどこが違うのでしょうか。
出向の場合は、出向元と密接な関係がある会社が出向先になる場合が多く、労働契約上の権利・義務を
出向元と出向先で分担して持っていると考えられています。
もちろん基本となる雇用契約は出向元との間にありますが、出向契約(出向先と出向元との契約)を通じて、
使用者としての権利・義務の一部が出向先に移ると考えるわけです。
これに対して派遣は、使用者としての権利・義務は派遣元に残り、派遣契約(派遣先と派遣元との契約)を通じて、
指揮命令権だけが派遣先に移ると理解されています。
つまり派遣労働者を使用する権利を、派遣元が派遣先に貸し出すというイメージです。

使用者としての権限・責任 

出向の場合は、労働者に対する使用者としての権限や責任を、出向元と出向先の双方で持ちます。
たとえば出向労働者に対して懲戒処分を行う場合、出向元と出向先は、それぞれの権限の範囲において
懲戒を行うことができます。
これに対して派遣の場合は、懲戒処分を行えるのは派遣元だけに限られます。
派遣労働者が派遣先に損害を与えた場合は、派遣先は派遣元に対して損害賠償請求を行うことになります。

違法派遣の場合 

製造業等の現場で、形式上は請負契約であっても、発注者が労働者に直接具体的な指揮命令をして
作業を行わせているような場合は請負ではなく違法な「派遣」となります。
違法派遣の場合でも特段の事情がない限り、派遣元(請負会社)と派遣労働者との間の雇用関係は維持され、
派遣労働者と派遣先(発注者)との間に労働契約関係が成立することはありません。
(参考資料①松下(パナソニック)プラズマディスプレイ事件(最高裁二小 平21.12.18判決))

岐阜ひまわり事務所がお手伝い出来ること

岐阜ひまわり事務所では
労働契約就業規則の作成を通じ、配置転換(転勤)を巡る従業員とのトラブル解消にお役立ちできます。
また、年少者を雇用する場合の労働契約就業規則の作成
女性を雇用する場合の労働契約就業規則の作成を行っております。

就業規則につきましては、こちらをご覧下さい。

給料計算・勤怠管理業務につきましてはこちらをご覧下さい

会社設立も、お考えの方は、こちらをご覧下さい。

許認可申請は、こちらをご覧下さい

助成金申請については、こちらをご覧ください

岐阜ひまわり事務所では、会社設立から助成金申請・許可申請・給与計算・労務管理まで
御社の総務・人事部門を担当し経費節減にご協力できます。
お気楽にお問い合わせください

会社設立 助成金申請 介護業 派遣業 建設業 に強い 岐阜ひまわり事務所
岐阜県羽島郡岐南町上印食7丁目94番地の3
電話 058-215-5077

このエントリーをはてなブックマークに追加