新型コロナ,学校休校,休業,賃金全額補償,厚労省発表
文責 社労士・井戸 憲一郎

新型コロナ 学校休校で休業した場合、賃金全額補償

厚生労働省は3月2日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための小学校などの休校に伴い、保護者が仕事を休んだ場合に賃金を補償する制度の概要を発表しましたので、その概要をお知らせします。新型コロナ,学校休校,休業,賃金全額補償,厚労省発表

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3/2 厚労省発表の概要

対象学校

以下の学校が臨時休業し、子どもの世話が必要になった従業員が仕事を休んだ場合、その休業日の賃金が補償されます。

・ 小学校
・ 高校までの特別支援学校
・ 学童保育
・ 幼稚園
・ 保育所

但し、中学生と高校生の保護者は対象外です。
地域の判断で休校しなかった小学校に通う子どもでも、風邪の症状が出て新型コロナに感染した恐れがあり、看病が必要になった保護者も補償されます。

対象従業員

雇用保険・社会保険の加入の有無も関係なく、正社員だけでなく、パートも補償対象となります。
また、企業規模も関係なく補償対象です。

対象期間

令和2年2月27日~3月31日

対象とならない休業

テレワークなどで在宅勤務している方の休業は対象外です。
従業員の判断で通常の年次有給休暇を取得した場合も対象外となります。
ですので、会社がこの助成金を受け取り従業員の休業補償にあてるには、通常の年次有給休暇とは別に休日を与え、欠勤控除をすることなく賃金を支払う必要があります。

補償額

会社が休日を取得した従業員に支払った、その休日分の賃金額。
但し、1人当たり1日8,330円が上限

ベビーシッター利用の場合の補助

働くためにベビーシッターを利用する際の助成額を、通常は1世帯あたり1か月で5万2800円を補助していますが、これを3月に限り、最大で26万4千円に引き上げる。との発表もありました。

学童保育への補助

学童保育について、午前中から運営するなど新たな対応をとった場合は、下記金額を補助する。との発表もありました。

午前中から学童保育を開く場合

1日あたり1万200円を補助

新たに学童保育を設ける場合

1日あたり36,000円を支給する。


上記内容は、令和2年3月2日 厚労省発表に基づいております。
今後、更なる詳細が発表されますでしょうから、随時情報提供いたします。

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