令和2年度 地域別最低賃金
厚生労働省が、9月21日に令和2年度の都道府県別の最低賃金(時給)を発表しましたのでお知らせします。
お問合せください、私が応対します。
全国の都道府県別 地域別最低賃金
令和2年度の地域別最低賃金は、全国平均で前年度より1円増の902円となりました。
3円引き上げたのは青森や愛媛、鹿児島など9県。福島や茨城などで、14県が2円、愛知や岐阜など17県が1円の引き上げとなりましたった。
一方、新型コロナの影響などを考慮し、東京や大阪など7都道府県は据え置かれました。
10月分労働分の給与計算をされる際には、下記の都道府県別の最低賃金以上の時給にて、お支払いください。
愛知県の最低賃金
愛知労働局HPより
岐阜県の最低賃金
岐阜労働局HPより
最低賃金の種類
最低賃金には、「(1)地域別最低賃金」と「(2)特定最低賃金」の2種類があります。
(1) 地域別最低賃金
地域別最低賃金は、産業や職種にかかわりなく、都道府県内の事業場で働くすべての労働者とその使用者に対して適用される最低賃金として、各都道府県に1つずつ、全部で47件の最低賃金が定められています。
(2) 特定最低賃金
特定最低賃金は、特定の産業について設定されている最低賃金です。
関係労使の申出に基づき最低賃金審議会の調査審議を経て、同審議会が地域別最低賃金よりも金額水準の高い最低賃金を定めることが必要と認めた産業について設定されています。全国で228件(令和2年4月1日現在)の最低賃金が定められています。