第317号 岐阜ひまわり事務所の助成金情報です。
今回は特定求職者雇用開発助成金の基本的な内容と、条件が合えばキャリアアップ助成金とも併給できるケースがありますので、主な特定求職者雇用開発助成金4コースを、1コースずつ紹介していきます。
それで今回は特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)をご紹介します。
助成金は融資とは異なり、返済不要のお金をもらうことができますから、上手に利用しましょう。
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
特定求職者雇用開発助成金の概要
特定求職者雇用開発助成金とは、高年齢者や障害者などの就職が特に困難な方を、ハローワーク等の紹介により、継続して雇用する労働者等として雇い入れる事業者に対して助成されるもので、高年齢者や障害者などの就職が特に困難な方々の雇用機会の増大を図る事を目的としている助成金です。
主な特定求職者雇用開発助成金の種類
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
高年齢者(60歳以上65歳未満)や障害者などを雇い入れた場合に助成されます。
特定求職者雇用開発助成金(障害現役コース)
65歳以上の離職者を雇い入れる事に対して助成されます。
特定求職者雇用開発助成金(発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース)
発達障害や難病のある方を新たに雇い入れた事業主に助成金されます
特定求職者雇用開発助成金(障害者初回雇用コース)
障害者を初めて雇入れ、雇用率を達成する事に対して助成されます
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)の対象労働者
以下の者を雇い入れた場合に助成されます。
① 60歳以上の者
② 身体障害者・知的障害者
③ 母子家庭の母等・父子家庭の父(児童扶養手当を受けている者に限る)
④ 認定港湾運送事業離職者(45歳以上の者に限る)
⑤ 中国残留法人等永住帰国者など
⑥ 重度身体障害者・重度知的障害者など
⑦ 精神障害者
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)の雇入れの条件
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)を受給するのには、以下の条件をクリアする必要があります
① ハローワーク等からの紹介により雇い入れる事
② 雇用保険の一般被保険者として雇い入れ、継続して雇用する事が確実であると認められる事
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)の助成額
高年齢者や母子家庭の母等を雇い入れた場合
一人当たり60万円
重度以外の障害者を雇い入れた場合
一人当たり120万円
重度の障害者を雇い入れた場合
一人当たり240万円
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)とキャリアアップ助成金の併給
特定就職困難者に該当する方を有期契約で採用し6ヵ月経過後に無期契約に転換する場合、無期契約のパート社員として採用し6ヵ月経過後に正社員に登用する場合等、契約内容の変更によっては併給も可能です。
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)の問い合わせ先
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)の詳細は、
ひまわり事務所 助成金申請課 長谷部まで
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