時間外労働等改善助成金(テレワークコース)
働き方改革の実現を目的とした助成金に、時間外労働等改善助成金があります。
この時間外労働等改善助成金には、
① テレワークコース
② 時間外労働上限設定コース
③ 職場意識改善コース
④ 団体推進コース
⑤ 勤務間インターバル導入コース
の5コースがあります。
5コースの内、今回は、
① テレワークコース
をご紹介します。
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の概要
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)とは、
在宅またはサテライトオフィスにおいて就業する所謂「テレワーク」に取り組む中小企業事業主に支給される助成金です。
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)を受給するには、
事業実施計画書において、成果目標を作成し、支給対象となる取り組みを実施する必要があります。
以下、成果目標と、支給対象となる取り組みについてご説明します。
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の対象となる取り組み
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)を受給するためには、以下の①~⑤のいずれか一つの取り組みをしなければなりません。
① テレワーク用通信機器の導入・運用
但し、パソコン・タブレット等の購入費用は対象外になります
② 就業規則・労使協定等の作成・変更
例えばテレワーク勤務に関する規定を整備するなど
③ 労務管理担当者に対する研修
④ 労働者に対する研修、周知・啓発
⑤ 外部専門家(社会保険労務士など)による導入のためのコンサルティング
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の対象となる取り組みにおける成果目標
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)を受給するための事業実施計画書に記載する成果目標は、以下のようになります。
なお、成果目標の達成状況に応じて支給額が変わります。
① 評価期間に1回以上、対象労働者全員に、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークを実施させる
② 評価期間において、対象労働者が在宅またはサテライトオフィスにおいてテレワークを実施した日数の週間平均を、1日以上とする
③ 年次有給休暇の取得促進について、労働者の年次有給休暇の年間平均取得日数を前年と比較して4日以上増加させる又は所定外労働の削減について、労働者の月間平均所定外労働時間数を前年と比較して5時間以上削減させる
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の支給額
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の支給額は、以下のようになります。
成果目標達成の場合
対象となる取り組みの実施費用のうちの経費の4分の3
但し、1企業あたり150万円限度
成果目標未達成の場合
対象となる取り組みの実施費用のうちの経費の2分の1
但し、1企業あたり100万円限度
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の締切り
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)を受給するのには締切りがあります。
事業実施計画書などの添付書類と「交付申請書」の提出期限
令和1年12月2日まで
支給申請の提出期限
令和2年2月末日まで
時間外労働等改善助成金(テレワークコース)の詳細は、
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