時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)
働き方改革の実現を目的とした助成金に、時間外労働等改善助成金があります。
この時間外労働等改善助成金には、
① テレワークコース
② 時間外労働上限設定コース
③ 職場意識改善コース
④ 団体推進コース
⑤ 勤務間インターバル導入コース
の5コースがあります。
5コースの内、今回は、
③ 職場意識改善コース
をご紹介します。
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の概要
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)とは、
国は、「ワーク・ライフ・バランス」実現のため、週労働時間60時間以上の雇用者の割合5割減、年次有給休暇取得率70%の達成を目指しています。
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)は、「ワーク・ライフ・バランス」実現のため、生産性の向上などを図ることにより、所定外労働の削減や年次有給休暇の取得促進に向けた環境整備に取組む中小企業事業主に支給されます。
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)を受けるためには、所定外労働の削減や有給休暇の取得促進に向けた取り組みを実施する前に、「交付申請書」と「事業実施計画」の労働局への申請が必要です。
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の対象事業主
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)を受給できる可能性のある事業主とは、
労災保険の適用事業主であって下記①と②に該当する中小事業主です。
① 就業規則に病気休暇、教育訓練休暇、ボランティア休暇(特別休暇と言う)のいずれかが明文化されていない事業主
② 前年の労働者の月間平均所定外労働時間数が10時間以上の事業主
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の対象となる取り組み
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)を受給できる可能性のある取組みとは、
以下のいずれかの取り組みを言います。
① 労務管理担当者に対する研修
② 就業規則・労使協定等の作成・変更
③ 外部専門家によるコンサルティングなど
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の成果目標
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)を受給するために策定する成果目標とは、
以下の両方を設定する必要があります。
① 特別休暇のいずれかを1つ以上を全ての事業所に新たに導入すること
② 前年の労働者の月間平均所定外労働時間数を5時間以上削減すること
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の支給額
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の受給額は、
上記の成果目標の①、②の達成状況に応じて支給額がかわります
①と②両方とも達成
取組実施経費の4分の3
但し、上限100万円
①を達成し②が未達成
取組実施経費の2分の1
但し、上限50万円
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の申請の流れ
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の申請は、
以下のように行います。
① あらかじめ「交付申請書」と「事業実施計画」などの添付書類をの労働局へ提出 (9月30日必着)
↓
②交付決定後提出した計画に沿って取組を実施
↓
③事業実施期間終了後1カ月以内に申請 (2月17日必着)
時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)の詳細は、
ひまわり事務所 助成金申請課 長谷部まで
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